前回はデータの保存先をどうするかを考えたガジェット計画、今回で最終回になります。たくさん持って行く電子機器の充電方法を考えます。長旅では必ずといっていいほど付いて回る充電問題。今回の旅ではホテルを利用しない予定なので尚更です。うまく充電しながら使い続けることが出来るように考えていきます。
充電方法はUSB給電とAC100V給電
充電方法は電池式ランタンを含めて全てUSBで充電できるもので揃えたのですが、どうしてもノートパソコンだけはAC100V電源での充電になってしまいました。この2種類の充電をどうするかを考えます。
USBでの充電は比較的簡単で方法もたくさんある
USBでの充電は簡単です。車体にUSB給電端子をつけてしまえば良いというのと、モバイルバッテリーも持っていけば、テント内でも充電できます。モバイルバッテリー自体もUSBでの充電になるので、走行中に車両に繋いで充電してしまえばOKです。
私が付けているUSB給電端子はデイトナのものです。しっかりした作りでオススメです。
AC100V給電が曲者
車であればバッテリーも大きく、オルタネーターの発電量も大きいので問題になりませんが、バイク、しかも250ccのオフロードバイクとなると、バッテリーも小さく発電量も低いので、下手なインバーターを付けると走行中に利用してもバッテリーが上がったりしかねません。
熟考した結果、セルスターのFTU-100Bが問題なく利用できそうなので取り付けてみました。
FTU-100Bを詳しく見ていきましょう
FTU-100Bは薄型でスタイリッシュなインバーターです。USB端子が1つと100Vコンセントが1つ付いています。
しかも薄型なのでバイクに装着するのに丁度いいです。供給電圧が落ちたりすると停止し、電圧が回復すると動作を再開する優れものです。万が一車体側の発電量が足りなくなっても、バッテリーが上がるまで動作し続けるという事がなくなるので大切な機能です。
パッケージ表
右側に本体、左側にシガーソケットプラグが入っています。
パッケージ裏
最大出力100W、定格出力80Wです。今回利用するノートパソコンのACアダプタが45Wですので、余裕のある出力になります。
本体
小さなファンが付いています。写真左側にUSB端子とコンセントが付いています。
それでは早速取り付けてみましょう
今回取り付ける場所は防水を考えてリアボックス内にしました。リアボックスは取り外しができないと困るので、リアボックスと車体は防水カプラで接続しました。
メーター横にスイッチとLEDインジケーターを設置
大量に電力を消費するものなので、付けっ放しにしてしまうのは怖いです。充電はエンジンをかけ、走り始めてから開始したいので、メーター脇にスイッチをつけました。スイッチのオンの状態がわかるようにLEDインジケーターも設置しました。
メーター左のケースのようなものがスイッチです。防水の為に3Dプリンタで作成した下から跳ね上げられるカバーを付けています。メーター右のコンパスの下にLEDインジケーターが設置してあります。この写真を見て気づきましたが、思いっきりコンパスをインジケーターが隠れるところに設置してました・・・。コンパスは移設しないといけないようです(笑)
4極リレーを介して、イグニッションオフ時はスイッチをオンにしても動作しないようにしています。
左ハンドルのミラーの付け根とキーシリンダーのそばにあるのがUSB充電ソケットです。
インバーターはリアボックスに設置
リアボックスに穴を開けて線を通し、リアボックスに設置しました。
穴はホットボンドで埋めたんですが処理が非常に汚いですね。あとで直そうなんて考えてると結局そのままになるという悪い癖が・・・(笑)
ACアダプタを接続するとこんな感じ
実際はガタガタしないように何かを敷いたり、他にもたくさん物が積まれると思いますが、こんな感じで充電します。これでノートパソコンも充電できるようになりましたし、FTU-100Bは壊れたら困るので、スペアも購入しました。これで安心です!
電装品をつけ過ぎてKLX250のお腹はパンパン
余談ですがETCやらHIDやら諸々の電装品を付け過ぎて、ただでさえ少ないスペースがもうパンパンです。
この状態、カウルを付ける時ギリギリで、もう入る余地はありません。新車時はもっともっとスッキリしていました。
スッキリしてますね。見てて気持ちがいいです(笑)
たくさんのガジェットを充電できるようにして、ホテル泊がなくても安心できる環境を作れた
今回紹介したFTU-100Bは、バイクでの運用にかなりおすすめ!
これでコンセントが無い生活になっても、ガソリンさえあれば何とかなりそうです!色々な手段があるなか、自分に合うのはどんなのだろうと考えに考えてここに落ち着きました。これから旅立つ準備を行う方に、少しでも参考になれば幸いです。
【日本一周ガジェット計画】〜 完 〜
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